シンクロする気持ち


今日お邪魔した所は、犬は低いレベルでまだ爆発までには発展していませんでした。

ただ少し条件が複雑で期間が限定されていました。早速、話と犬の状態を伺います。犬は初めて経験で、1度トレーニングをしましたが、、との事でした。

 

犬、人への吠え、散歩時の引っ張りや過度の匂い嗅ぎ。お邪魔して犬に会ってから吠え続けていますが、攻撃や威嚇ではなく不安な吠え方と少しテリトリー意識があって吠えてるだけです。

 

部屋でのいたずらも多々あるそうです。見た限りではまだ若いので運動も足りていないようで、エネルギーが有り余っています。

犬の基本的な健全な生活サイクルとルール、境界、制限なども教えていない状態です。今まで注意をされ続けていますが、教えてあげる事は全くされていないようです。

ここで今吠え続けている状態ですので、注意をして吠える必要はないと言うことを犬に理解させてあげます。ゲージの中から外へ出す時も扉が開いたらすぐに飛び出すのではなく、了解を得てからゆっくりと外に出てくると言うルールを設けます。

 

もう一度中に入れ扉は開けっ放しでも勝手に外へは出てこないと言う扉部分での境界を敷きます。同時にゲージ内もテリトリー意識を働かせる場所や閉じ込める所ではなく安心して落ち着いて休む場所と言う認識をさせるように教えます。

 

これを何度も何度も行ってしっかりと飼い主と犬の両方が出来る様に練習してもらいました。物理的に止めようとしても犬の意識は出たいと言う方向に向いていますので気持ちをしっかり伝えることが大切です。

出て来ても膝に乗ったり抱っこを要求されても今はまだダメです。「まぁいいか」という例外はありません。飼主さんが最後までやりきり、諦めない強い気持ちで克服しなければ意識は変わりません。

散歩での引っ張りや終始匂い嗅ぎの対応と、エネルギー発散が外に出て必要です。いつも通りの散歩を見せて頂き、修正部分をチェック。引っ張りにはまず、首輪の位置、リードの適正な長さの補正が要ります。

犬に連れられるのでは無く、犬を連れる歩きを意識すれば自然と着いてくるでしょう。決してイライラして犬とリードの引っ張り合いはしないでください。

 

 

他の犬や人にも吠えるので、対象に注目した時点で注意。普通に歩き出したら大丈夫です。繰り返し行います。犬の挨拶も相手に突進させてはダメです。

 

 

気持ちも落ち着かせ、リラックスに向けて力を抜いて前を見て歩きます。犬ばかり見ていたら、緊張感が出ます。

上記を飼主さんが理解してコツを掴めたら、後は進むだけでした。気持ちの変化を聞きましたら、「気持ちが楽になりましたぁ〜❗️」と。そう、隣にいるあなたの犬も同じ気持ちでいますよ!そしてこれから散歩に出る時も落ち着いて良いイメージをしながら犬と一緒に出かけましょう。気持ちは伝わります。

 

 

家に帰ってから、もう一度ゲージでの練習。扉で物理的に出さないのではなく、開いていても中のクッションでリラックスする事を教えてあげました。運動後のトレーニングは効果が上がります。

 

 

まだ、微調整やディスカッションが必要ですが飼主さん犬、共々真っ白な状態でしたので吸収が速かったです。

 

 

ただ、いつも集中して写真を撮り忘れて帰りに「あっ!しまった、、」となり、私の学習が必要なのです。(笑)

 

 

 

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