昨日から来ましたリズムちゃんはほうきを持った人や見知らぬ人に吠えてしまいます。実際に何度もその光景を目にして、かなりの興奮度が高い状態です。合宿2日目にして早速そのシチュエーションに遭遇しましたのでチャンスです。
特に朝の散歩は放棄を持った人があちこちにいますのでいい練習になります。よくあるのが部屋で掃除機をかけるときに吸引口の部分に吠える話はよく聞きますがリズムちゃんはこうきとその音に対して過剰に反応します。
動画をアップしてますのでご覧ください。
https://youtu.be/4rgh9RlaglM
安心してください、吠えてませんよ!
今回ご紹介するのは、まだまだ幼いミニチュアダックスのリズムちゃんです。
ご依頼はとにかく吠えまくりイタズラっ子で散歩も引っ張りがキツイとの事でした。一度訪問して解決策を探り飼い主さんに方法を学んでいただきました。
その日に全てがクリアと言うわけではありませんが解決策の糸口は見えていましたのでいたずらに関しては運動をしっかりさせる事と部屋でのルールをきっちりと作り上げていくことが必要でした。散歩に関しては飼い主さんの気持ちとリードの使い方コントロールの仕方を主に調整して行きました。
しばらくトレーニングで覚えていただいたこと学んだことを続けていただいていましたが、安定を継続させる事は難しく少し崩れると立て直しが効かず反動が出たようです。
このような場合は悪循環にならないようにリセットする必要があると思いました。そこでお預かりの提案をしてリズムちゃんの環境をリセットしてもう一度改善された部分とまだ定着していない部分を経験させてパズルのように組み合わせてリズムちゃん自身が安定して満足する状態のサイクルを作り上げて行く必要があります。
環境の変化は気持ちもリセットされて、初めて会った他の犬にもオープンになりつつあります。しかも初日からこれは良い状態でしたのでラッキーですね!
初対面の動画をアップしてます。
そしてみんなで一緒に散歩するパックウォークの力はかなりの影響があります。
これからが楽しみですね!
今日お邪魔した所は、犬は低いレベルでまだ爆発までには発展していませんでした。
ただ少し条件が複雑で期間が限定されていました。早速、話と犬の状態を伺います。犬は初めて経験で、1度トレーニングをしましたが、、との事でした。
犬、人への吠え、散歩時の引っ張りや過度の匂い嗅ぎ。お邪魔して犬に会ってから吠え続けていますが、攻撃や威嚇ではなく不安な吠え方と少しテリトリー意識があって吠えてるだけです。
部屋でのいたずらも多々あるそうです。見た限りではまだ若いので運動も足りていないようで、エネルギーが有り余っています。
犬の基本的な健全な生活サイクルとルール、境界、制限なども教えていない状態です。今まで注意をされ続けていますが、教えてあげる事は全くされていないようです。
ここで今吠え続けている状態ですので、注意をして吠える必要はないと言うことを犬に理解させてあげます。ゲージの中から外へ出す時も扉が開いたらすぐに飛び出すのではなく、了解を得てからゆっくりと外に出てくると言うルールを設けます。
もう一度中に入れ扉は開けっ放しでも勝手に外へは出てこないと言う扉部分での境界を敷きます。同時にゲージ内もテリトリー意識を働かせる場所や閉じ込める所ではなく安心して落ち着いて休む場所と言う認識をさせるように教えます。
これを何度も何度も行ってしっかりと飼い主と犬の両方が出来る様に練習してもらいました。物理的に止めようとしても犬の意識は出たいと言う方向に向いていますので気持ちをしっかり伝えることが大切です。
出て来ても膝に乗ったり抱っこを要求されても今はまだダメです。「まぁいいか」という例外はありません。飼主さんが最後までやりきり、諦めない強い気持ちで克服しなければ意識は変わりません。
散歩での引っ張りや終始匂い嗅ぎの対応と、エネルギー発散が外に出て必要です。いつも通りの散歩を見せて頂き、修正部分をチェック。引っ張りにはまず、首輪の位置、リードの適正な長さの補正が要ります。
犬に連れられるのでは無く、犬を連れる歩きを意識すれば自然と着いてくるでしょう。決してイライラして犬とリードの引っ張り合いはしないでください。
他の犬や人にも吠えるので、対象に注目した時点で注意。普通に歩き出したら大丈夫です。繰り返し行います。犬の挨拶も相手に突進させてはダメです。
気持ちも落ち着かせ、リラックスに向けて力を抜いて前を見て歩きます。犬ばかり見ていたら、緊張感が出ます。
上記を飼主さんが理解してコツを掴めたら、後は進むだけでした。気持ちの変化を聞きましたら、「気持ちが楽になりましたぁ〜❗️」と。そう、隣にいるあなたの犬も同じ気持ちでいますよ!そしてこれから散歩に出る時も落ち着いて良いイメージをしながら犬と一緒に出かけましょう。気持ちは伝わります。
家に帰ってから、もう一度ゲージでの練習。扉で物理的に出さないのではなく、開いていても中のクッションでリラックスする事を教えてあげました。運動後のトレーニングは効果が上がります。
まだ、微調整やディスカッションが必要ですが飼主さん犬、共々真っ白な状態でしたので吸収が速かったです。
ただ、いつも集中して写真を撮り忘れて帰りに「あっ!しまった、、」となり、私の学習が必要なのです。(笑)
私がシーザーミランに言われた事は、「どんな犬でも着いて来させたいなら、自分が落ち着きのある安定した気持ちを持ち、それをコントロール出来る様にならなければならない。犬は決して不安定で怒りやナーヴァスな感情の持ち主には着いて来ない。
自分より弱い存在に映るから」と。更に、「今自分がどのような心理状態にあるのか理解が出来るように、そしてコントロールできるようにならなければいけない。私は毎日朝、目覚めた時に自分に正直に今の感情を理解する様に努めて、感情のコントロールが出来る様になった。」
何時もシーザーは「今どんな気持ちですか?」と尋ねられますが、心理状態を観察してますね。
彼のレベルに達するまでには、ココをマスターする事が一つのキーポイントになりますが一般的には意識して、自分の状態に気付くだけでもかなり違ってきます。自分が落ち着いた状態になり、集中力が増せば時間も忘れ、焦らずに黙々と犬の改善に専念出来ます。そこには犬にとっての無駄な言葉の繰り返しや連呼、イライラ等の感情は存在しなくなり無言の会話がなされて行くのが実感できます。無言にはパワーがあると教えられました。
一度これを体感出来れば、ネガティヴな感情をポジティブに出来て、あなたの変化に目の前にいる犬は気づいてくれます。
犬達とのコミニュケーションや会話をするにはどうしたらよいのか?
色々な飼主さんから会話の中で「ウチの子いつもキッチンに立つとごはんやオヤツをおねだりするんですよ。」または、「上着を着たり、服を着替えたら散歩に行けると大はしゃぎするんです。」これらは確かに犬は条件を結びつけて結果的に要求として出しています。
ですが、犬は行動やボディランゲージや目などで訴えかけているのをあなたは言葉として意味を理解しています。普段あまり意識しませんが、一つの会話として成立していませんか?
昔は散歩中にあちこちウロウロして引っ張ったり全く注意が効かなかったりして苦労しました。それはその時に自分自身がイライラしたり怒りを表現したり、言うことを聞かないので腹立たしくなったりという感情が前面に出ておりそれがリードから犬に伝わっていたのです。
犬からしてみればそんな感情が不安定な人にはついていけないと判断します、聞く耳を持ちません。ではどうすればいいかと言うとまずリードを手にする人が落ち着いてリラックスした状態になる必要があります。引っ張られても、暴れたとしてもニュートラルな平常心を保つ努力が必要です。そしてリードは犬と会話をする道具の1つです。もう少し細かく言えば散歩の仕方や、リードの持ち方、首輪の取り付ける位置、リードの適切な長さ等の調整も必要です。
毎日の事なのでこれらを意識して続けて行けばある日、犬がこちらの要求を受け入れるようになったと感じるようになります。これは努力した結果です。そして結果が出るまで犬を信用すれば必ず返してくれます。
犬とは多くの言葉のやりとりはあまり必要ないと思います。会話の手段はリードやこちらがボディーランゲージを示してあげれば犬には伝わるはずです。言葉をかけすぎるのは逆効果になります。
そのうち観察力が上がって行き犬が今どのような心理状態で散歩しているか自然とわかるようになり、どのタイミングでリードを軽く引き注意を促すのか、合図を出すのかが分かってきます。
毎回オヤツを使わなくとも、ある期間を頑張って本当のコミニュケーションや意思疎通が取れる様になればどんな場面でも飼い主としてしっかりと対処が出来る頼もしいリーダーとして犬の安心と尊敬が得られますよ。
先日アメブロでも投稿しましたが、トレーニングを行うにあたって飼主自身の心の整理と準備、そして決意が非常にトレーニングの結果に反映されます。
シーザーミランに影響受けて躾やトレーニング方法を行って見たものの写真のような目で自分の犬に見られると心の何処かで遠慮や可哀相と言う感情が大きくなり、無意識にトレーニング自体にストップをかけてしまっていました。
今だから自分の感情を分析出来ますが、当時はそれらの感情とトレーニングを進めたい気持ちの間で苛立ち、結果は思うように出ません。暫くは本当にカタツムリの行進並みでした。
最初はゲージトレーニングをメインにして、家の中でのルールを幾つか設けました。それは飼主として信頼と尊重、尊敬を得られる為です。留守番中もハウスをして待つ事ですが、当然ワンワン騒ぎ立てます。ここで可哀相と言う感情から出してしまったり、声を掛けてなだめたり、またはコマンドを連呼してしまってはいけません。
そうです、ここで飼主と言う人間が一番試される時に直面します。人のメンタルのトレーニングも重要だと気付かされました。落ち着いて状況を判断して行う事の大切さに気付かされ体得するのに何カ月もかかりました。
心を鬼に?しろとは言いません、考え方を少し変えてトレーニングに取り組んで見て下さい。全ては目の前に居るこの愛くるしい犬がこれから幸せに一緒に暮らしてゆく為と思えば心が楽になります。
犬は幾らでも目的の為なら待ち続けれますが、人はカップラーメンの3分は待てるがトレーニング中の3分の沈黙が待てません。トレーニングとは自身も同時に成長していると思います。ですからこれらの事を理解して心の整理と準備が整えば、後は犬と一緒に前へ進むのみです。
上手く行かない時はリセットして、再スタート。苛立ちや怒りを犬にぶつけると犬は着いて来ません。信頼を薄めて、立場はより弱く犬には見えてしまいます。しっかりと心の整理をして犬と向かい会いましょう。
前回からの続きですが、ペットホテルには沢山の犬がお泊まりに来てくれます。飼い主様は信頼して自分の家族を預けに来てくれます。そこには全く同じ犬は存在しません、それぞれの行動、性格、育ってきた環境などが全て違います。そしてうちにも犬がいます。必然的に躾やトレーニングが必要とされる中で、ちょうど悩んでいたところにシーザーミランの方法をテレビで目の当たりして、そこから毎回番組を何度も何度も繰り返し見てトレーニング方法を真似て行きました。自分では昔から動物的な感があると言うか直感的な部分があるのは何となく解っていたので、見よう見まねで何となくコツを掴めるようになってきました。
意識したのは、まず自分の犬がきちんとコントロール出来なれば他人の犬をコントロール出来るわけがないのでウチのトイプードルのコナ君との二人三脚がスタートしました。
犬を飼い始めてしばらくすると、これはちょっと問題だなぁ と言う場面に出くわすことが必ずあるはずです。
ペットのお世話は24時間365日あります。今日は、動物の心の安定や落ち着きは
いかに飼い主や家族の方の影響が大きく作用されるのかを話そうと思います。
しつけでお座り、マテ、などはしつけの入り口としてまず行われることだと思いますが、
お座りやマテをしていても心理的に興奮状態は継続されている場合もあります。
逆にお座りをしていなくても落ち着いて安定した犬もいます。この違いは何かと言うと、
いかに飼い主、家族、又はリードを手にしている人が落ち着いた状態でその場を
コントロールし、安定した状態を犬達にプロデュースして与えられているかどうかに
大きく関係してきます。
いかに飼い主さん、家族の影響が大きく作用される事や、その場をコントロールする者が
落ち着いて対応する事が必要とされるのかがカギとなります。
いくらお座りを連呼しても効かない経験がある方は言うのを止めて、無言の会話で
落ち着かせてみてはいかがでしょうか。