犬との会話成立には言葉よりも…..


犬達とのコミニュケーションや会話をするにはどうしたらよいのか?

色々な飼主さんから会話の中で「ウチの子いつもキッチンに立つとごはんやオヤツをおねだりするんですよ。」または、「上着を着たり、服を着替えたら散歩に行けると大はしゃぎするんです。」これらは確かに犬は条件を結びつけて結果的に要求として出しています。


ですが、犬は行動やボディランゲージや目などで訴えかけているのをあなたは言葉として意味を理解しています。普段あまり意識しませんが、一つの会話として成立していませんか?

昔は散歩中にあちこちウロウロして引っ張ったり全く注意が効かなかったりして苦労しました。それはその時に自分自身がイライラしたり怒りを表現したり、言うことを聞かないので腹立たしくなったりという感情が前面に出ておりそれがリードから犬に伝わっていたのです。

犬からしてみればそんな感情が不安定な人にはついていけないと判断します、聞く耳を持ちません。ではどうすればいいかと言うとまずリードを手にする人が落ち着いてリラックスした状態になる必要があります。引っ張られても、暴れたとしてもニュートラルな平常心を保つ努力が必要です。そしてリードは犬と会話をする道具の1つです。もう少し細かく言えば散歩の仕方や、リードの持ち方、首輪の取り付ける位置、リードの適切な長さ等の調整も必要です。

毎日の事なのでこれらを意識して続けて行けばある日、犬がこちらの要求を受け入れるようになったと感じるようになります。これは努力した結果です。そして結果が出るまで犬を信用すれば必ず返してくれます。

犬とは多くの言葉のやりとりはあまり必要ないと思います。会話の手段はリードやこちらがボディーランゲージを示してあげれば犬には伝わるはずです。言葉をかけすぎるのは逆効果になります。

そのうち観察力が上がって行き犬が今どのような心理状態で散歩しているか自然とわかるようになり、どのタイミングでリードを軽く引き注意を促すのか、合図を出すのかが分かってきます。

毎回オヤツを使わなくとも、ある期間を頑張って本当のコミニュケーションや意思疎通が取れる様になればどんな場面でも飼い主としてしっかりと対処が出来る頼もしいリーダーとして犬の安心と尊敬が得られますよ。

 

 

 

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